性感染症(性病)は、セックスをはじめとする性行為などによって感染する病気のことです。
性感染症の恐ろしいところは、無症状であることも少なくないため、無治療のまま放置されてしまうところです。
早期発見・早期治療のために定期的な検査をすすめています。
水様性のおりものが出ることがありますが、自覚症状が乏しく、知らないうちにパートナーに感染させているため急増しています。放置すると、卵管炎・不妊症の原因になりえます。
のどの腫れや痛み、発熱や咳などの風邪に似た症状があります。放置すると、咽頭炎や扁桃腺炎を発症します。性器クラミジア感染者の10~20%は、咽頭クラミジアにも感染していると言われています。
抗生剤を1回4錠服用し、2週間後に再検査を行います。
Chlamydia trachomatis
国立感染症研究所HPより引用
黄色いおりものや、排尿時の痛みなどの症状が出ます。症状が軽い為、感染に気付かず放置していると、子宮内膜炎を招き、強い下腹部痛や発熱を引き起こし、不妊症の原因にもなりえます。
症状があまりないことが多いですが、のどの腫れや痛みなどの風邪に似た症状や、のどがイガイガしたりします。放置すると、咽頭炎や扁桃腺炎を発症します。性器淋菌感染者の10~30%は、咽頭淋菌にも感染していると言われています。
抗菌剤の点滴を1回して治します。2週間後に再検査が必要です。
淋菌(Neisseria gonorrhoeae)
国立感染症研究所HPより引用
性行為(SEX)以外でも、下着やタオルから感染することもあります。泡状で異臭の強い黄色いおりものの増加、膣やその周辺に強いかゆみや痛みを感じますが、症状がないかたもいます。悪化すると不妊症の原因になりえます。
一般的に薬の服用と腟錠による局所療法の併用を行います。2週間後に再検査が必要です。
トリコモナス原虫
(Trichomonas vaginalis)
CDC HPより引用
免疫力が落ちたときや生理前後、抗生剤服用などで発症し、再発を繰り返します。性病ではありませんが、膣・外陰部のかゆみ・ヒリヒリ感・白いヨーグルト状のおりものの増加、性交時痛などがあります。
抗真菌薬の膣錠やクリーム剤で治療をします。
カンジダ属(Candida albicans)
CDC HPより引用
検査内容を確認します
診察台に上がり検査をします
性器の検査は、診察台に上がり検査をします。痛みは少なく、1~2分で検診は終了します。
咽頭(のど)の検査は、10~20秒ガラガラうがいをします。そのうがい液を検査に出します。
※検査前1時間は、飲食、うがい、歯磨き、ガムを噛むなどは控えてください。
不妊症の原因となりえるからです。
男女ともに無症状のことが多く、無治療のまま放置されると慢性感染の状態となり、男性の場合は前立腺炎や精巣上体炎、女性の場合は卵管炎や腹膜炎、子宮外妊娠を引き起こし、男女ともに、不妊症の原因になります。
また、妊娠ができたとしても、妊婦がクラミジアに感染していると、流産や死産、早産のリスクが高くなります。母子感染で赤ちゃんへの感染を招く場合もある為、早期発見・早期治療が不可欠になります。
診察時間 / 9:30~19:00
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